巷で話題の忘れ物タグ、AppleのAirTag。以前類似する製品も試したことがあるが詳細説明は割愛するが使い物にならず1週間程度で使用をやめていた。しかしやっぱりApple、最低限の機能をしっかりと実装した製品を出してきました。
今後iPhoneと一定以上離れると通知されるなど、置忘れ防止としても使えるモードが追加されることを期待しています。
さて、そんなAirTagは財布やバッグにつけるのが定番ですが、個人的にそれらをなくすことよりもどこに停めたか忘れてしまう自転車に取り付けることとしました。同じく車も大きなショッピングモールで行方不明なんてこともありますが、取り付けに関しては自転車のほうが何らかの工夫が必要となります。
AirTagの3Dデータは発売日には複数上がっており、3Dプリンターで検証してみたところ何ら問題なく、信用性が高そうなのでそれらのデータをもとに形状を検討しました。
AirTagの仕様を調べてみるとロゴのある面の裏側にスピーカーがあり、なるべくそこはオープンにする事と、電波を使うので自転車の金属部分とは少し離す事(理想は波長を考えて31mm以上?)、ビス止めとして簡単には取り外せないという条件で設計しました。
※ソフトはSolidworks2016を使用
色々と熟考した結果3mmのタッピングビス4本で挟み込む形としました。手元には20mmのビスがあるし、なくても3mmのタッピングビスならホームセンターで簡単に手に入ります。
自転車の取り付け位置に関してはハンドルのセンターシャフトで考えていますが結果的に6.85mmの離隔距離としました。金属パイプとの距離に関しては試してみるとこれぐらいでも十分に電波の飛距離が確保できるようです。
素材はABSで成形しましたがパイプとは少し緩く簡単に回る感じにしています。というのも経年劣化で簡単に割れてきそうな気もしますし、回らないようにするメリットが無いようにも思いましたので・・・。
3次元データは下記よりダウンロードできます。3Dプリンターを持っている方、3次元CADを持っている方、ご自由にどうぞ。
Download:AirTag_holder.zip
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