株式会社ジーテック

制御機器を小ロット多品種で設計製作

RTCモジュール(RX6110SA)の時間取得

マイコンボードZT-PIC16F194701にはあらかじめRTCが搭載している物もあり、別途時計チップを試す必要も無いかもしれませんが、RX6110SAはバッテリー接続用のピンもあり、時計を保持させる面に関しては優れています。 そこであえて時計無しのマイコンボードを使用し、時間を取得します。

今回の試作ではバッテリーを付けていません。バッテリーを接続する場合はマニュアルのP.3をご確認ください。 接続に関してはライブラリの説明文をご確認ください。

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UARTポートに接続したシリアルからコマンドを入力することで時間取得が確認できるようにしています。

RTCについてちょっと一言・・・
元々マイコンボードに乗せているRTC-8564JEは使い慣れているという点から採用しました。しかし、バッテリー用端子が無く、電気二重層コンデンサでの時計の保持について少々いまいちな気もしてました。 そこで時折、他にいいチップは無いかと思い、条件としては時計用クロックは内蔵で時間を刻む事に対してチップ以外の部品が必要でない事、I2C接続な事で探していました。気になる毎に探していましたが、最近バッテリー用端子付きがあることに気が付き、今回試してみる事に至りました。RTCのICは色々ありますがクロック内蔵というのはなかなか無いと思います。

使用機器

使用機器は下記のとおり。他、パソコンや電源、PICKIT2も当然ながら必要です。

I2CリアルタイムクロックIC Epson RX6110SA カタログ マニュアル
マイコンボード(PIC16F1947搭載) ZEATEC co.,ltd. ZT-PIC16F194701(5V仕様)
プロジェクトファイルも含めたサンプル zt-16f194701_rx6110sa.zip
接続ハーネスの図面 Harness_RX6110SA.zip Harness_RX6110SA.pdf
開発環境:MPLAB_IDE_8_92 + CCS-C PCMコンパイラVer.4.132
※VBAT端子からコンデンサへ電源を供給する場合は80mAまでです。
(セイコーエプソン株式会社TD営業グループより回答)

使用機器

RX6110SA用ライブラリ「rtc_rx6110sa.c」の中身です。使用方法等、も記載しています。

©ZEATEC co.,ltd.